目の仕組み

目の仕組み

Jan 19、2024SnowBell

なぜ見えるのか

目が昔から悪くて眼鏡をかけている、ものが二重に見える、最近老眼鏡がないと新聞が読めない、などなど多くの人は眼について何かしらの問題を抱えていると思います。
なぜ眼は悪くなるのでしょうか。
それを考えるにはまず眼がどのような仕組みで『見る』ということをしているのか知る必要があります。

の構造を考える前にカメラの構造をまず見てみましょう

  • カメラ
  • 眼

レンズと物体の距離で像の大きさが変わる

カメラ

メラの基本的な仕組みは、被写体の映像は光としてカメラの中に入ります。この光は強すぎると明るすぎて何かわからないですし、暗すぎても何かよくわかりません。なので絞りというもので光の量を調節します。絞りを通った光はレンズを通り屈折することでその光をフィルムに送って焼き付けることで写真を撮ることができます。カメラの構造は眼の構造ととてもよく似ています。

紹介した絞りというものの役割を眼では虹彩というものが担っています。絞りはカメラが自動で合わせてくれるものも多いですが、眼においても虹彩は自動で調節してくれます。
光の量を眼の奥にある神経が感じ取ると虹彩に働きかけて瞳孔の大きさを自動で調節しているのです。猫の目が夜と朝とでは瞳孔の開き方が違うのはこのためです。
眼においてレンズとなるものが水晶体と呼ばれるものです。レンズと水晶体は被写体の映像をはっきりと見えるようにするためにピントを調節する機能がありますがその方法は異なります。レンズは移動してフィルムとの距離を調節することで被写体とピントを合わせます。

方で水晶体は水晶体自体の形を変えることでピントを調節しています。水晶体はレンズと違い柔らかい組織なので伸びたり縮んだりします。毛様体筋と呼ばれる筋肉が水晶体を引っ張ることで水晶体の形を変え、ピントを張せてしているのです。
フィルムの役割をしているのが網膜になります。網膜に写った映像は神経を電気信号として伝わり、脳まで送られ初めて人は『見る』ことができるのです。

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