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老眼について
Jan 19、2024
次第に進む老眼との付き合い方 眼についての記事で眼の構造について勉強しましたが、それではなぜ眼は悪くなるのでしょうか? 今回は老眼について考え、老眼とどの様に付き合っていくべきかお話しします。 40代に入った頃からなんだか眼が見にくくなったと感じている 老眼はピントの調節がうまくできなくなることが原因で起こります。 人の眼は毛様体筋が引っ張って水晶体の厚さを変えることでピントを調節すると説明しました。ここでこの水晶体が硬くなってしまったらどうなるでしょうか。毛様体筋が緩んで水晶体の厚さを厚くしようとしても水晶体が硬いがために厚くならず、薄くしようとしても薄くできず、ピントを合わせることが上手にできない状態になります。これが老眼です。 元々近視の人は焦点が網膜より手前で結んでいるため、それを矯正するために凹レンズを使用しています。この人が老眼になった場合、例えば遠くを見ていた後に近くのものを見ようとすると眼はうまくピントを調節できないので焦点が遠いまま、言い換えればレンズが薄いままで焦点が網膜よりも後ろになってしまいます。凹レンズは焦点を後ろにずらすします。 逆にこのレンズを取ってしまえば焦点を前にずらすことができます。よく老眼の人が新聞を読む時にメガネを取っているのは、後ろにズレたままのピントをメガネをとることで前にずらしてピントを調節しているからです。 元々遠視の人は焦点が網膜より後ろで結んでいるため、それを矯正するために凸レンズを使用しています。 この人が老眼になった場合、元々近くのものを見るには水晶体を頑張って厚くしなければならなかったのにさらに調節力が落ちてしまうためもっと近くのものが見えなくなってしまいます。なのでさらに強い度数の凸レンズが必要になります。 このように元々眼が近視か遠視かによって老眼は症状が変わってきます。老眼の原因は加齢です。なので老眼というのはすべての人がなりますし、なりやすい人やなりにくい人というのもありません。また、老眼を我慢していると眼精疲労になり目が疲れたり頭痛や肩こりといった様々な症状の原因となります。 老眼は残念ながら治療法がないためすべての大人が今後付き合っていかなければならない問題です。老眼と上手に付き合うために老眼鏡や遠近両用メガネ、遠近両用コンタクトレンズといったものから自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことがとても重要です。
コンタクトレンズについて解説
Jan 19、2024
コンタクトレンズとは コンタクトレンズのコンタクトとは、誰かとコンタクトをとる、という様に『接触』という意味があります。コンタクトレンズは角膜にレンズを『接触』させることで視力を矯正したり物によっては眼の外観を変える医療機器です。コンタクトの装着によってなぜ視力を矯正できるのしょうか。それを説明するには眼の中で何が起きて視力が落ちているのかを理解する必要があります。 近くのものを見るとき、遠くのものを見るとき 近くのものを見るとき眼は水晶体の厚さを厚くすることによって近くものにピントを合わせます。一方で、遠くのものを見るとき眼は水晶体の厚さを薄くすることによって遠くのものにピントを合わせます。逆に、近くのものを見るときに水晶体が薄いと焦点が網膜より後ろになってしまいますし、遠くのものを見るときに水晶体が厚いと焦点が網膜より手前になってしまいます。 また、水晶体が同じ厚さのとき、眼球自体が大きくて網膜の位置が後ろであれば焦点は網膜より手前になりますし、眼球が小さくて網膜の位置が手前であれば焦点は網膜よりも後ろになってしまいます。 近視はすごく遠くを見ている時に網膜の手前で焦点を結んでしまう状態のことを言います。眼はすごく遠くを見ている時は水晶体の厚さを調節している毛様体筋が緩んで休んでいる状態になっています。この時、水晶体は可能な限りで最も薄くなっている状態です。 近視の人が近くを見ようとする時は毛様体筋に力を入れることで水晶体を厚くしてピントを調節することができます。しかしちょっと遠くを見るときには毛様体筋を緩めて水晶体を薄くしたいところですが、すでに可能な限り薄くなっている状態にあるためピントを合わすことができないのです。近視の人が近くのものは見えて遠くのものが見えないのはこういった理由からです。 近視と真逆のことが遠視では起こっています。 遠視はすごく遠くを見ている時に網膜の後ろで焦点を結んでしまう状態のことを言います。視の人がちょっと遠くを見ようとする時は毛様体筋に少しだけ力を入れて水晶体を少しだけ厚くすることでピントを調節することができます。 しかし近くを見るときには毛様体筋にかなり力を入れて水晶体を頑張って厚くしないといけないので、厚くできるのにも限界があるため近くのものにピントを合わすことができないのです。 遠視の人が遠くのものは見えて近くのものが見えないのはこういった理由からです。 ここでコンタクトレンズが登場します 近視の人は網膜の手前で焦点を結んでしまうので、これを正しい位置、網膜の位置に焦点を結ぶように焦点の位置を後ろにずらす矯正ができれば良いわけです。焦点の位置を後ろにずらすには凹レンズというものを使います。 遠視の人は網膜の後ろで焦点を結んでしまうので、これを正しい位置、網膜の位置に焦点を結ぶように焦点の位置を手前にずらす矯正ができれば良いわけです。焦点の位置を手前にずらすには凸レンズというものを使います。 近視用や遠視用のコンタクトレンズにはそれぞれこの凹レンズや凸レンズが入っていています。同じ近視や遠視と言っても焦点がどれくらいずれているのかは人それぞれです。...
目の仕組み
Jan 19、2024
なぜ見えるのか 目が昔から悪くて眼鏡をかけている、ものが二重に見える、最近老眼鏡がないと新聞が読めない、などなど多くの人は眼について何かしらの問題を抱えていると思います。 なぜ眼は悪くなるのでしょうか。 それを考えるにはまず眼がどのような仕組みで『見る』ということをしているのか知る必要があります。 眼の構造を考える前にカメラの構造をまず見てみましょう レンズと物体の距離で像の大きさが変わる カメラの基本的な仕組みは、被写体の映像は光としてカメラの中に入ります。この光は強すぎると明るすぎて何かわからないですし、暗すぎても何かよくわかりません。なので絞りというもので光の量を調節します。絞りを通った光はレンズを通り屈折することでその光をフィルムに送って焼き付けることで写真を撮ることができます。カメラの構造は眼の構造ととてもよく似ています。 今紹介した絞りというものの役割を眼では虹彩というものが担っています。絞りはカメラが自動で合わせてくれるものも多いですが、眼においても虹彩は自動で調節してくれます。 光の量を眼の奥にある神経が感じ取ると虹彩に働きかけて瞳孔の大きさを自動で調節しているのです。猫の目が夜と朝とでは瞳孔の開き方が違うのはこのためです。 眼においてレンズとなるものが水晶体と呼ばれるものです。レンズと水晶体は被写体の映像をはっきりと見えるようにするためにピントを調節する機能がありますがその方法は異なります。レンズは移動してフィルムとの距離を調節することで被写体とピントを合わせます。 一方で水晶体は水晶体自体の形を変えることでピントを調節しています。水晶体はレンズと違い柔らかい組織なので伸びたり縮んだりします。毛様体筋と呼ばれる筋肉が水晶体を引っ張ることで水晶体の形を変え、ピントを張せてしているのです。 フィルムの役割をしているのが網膜になります。網膜に写った映像は神経を電気信号として伝わり、脳まで送られ初めて人は『見る』ことができるのです。